不正に入手したNHK受信契約の個人情報をネット上に投稿したとして、不正競争防止法違反及び威力業務妨害、脅迫の罪に問われたNHK党の立花孝志被告の控訴審判決で、東京高裁は24日、懲役2年6月、執行猶予4年とした一審判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
被告側の主張に対し、田村裁判長は一審同様「情報を人質にNHKに要求し、政治活動に悪用した」と指摘。NHKに対する社会的評価を低下させ目的で行ったものと判断した。
立花氏は上告をするか否かはまだ不明であるが、その可能性は高いとみられるが、上告審でも判決が覆るのは困難であろう。
日頃から立花氏はNHKに対して批判をしている場面をよく見かけるが、国民感情を代弁していただくことはNHKの改善に一役買ってくれているとの感はあるところ、出る杭は打つとの見せしめに使われてしまうことはこの国の常識であり、避けることができない。
ますます国民は強い権力に批判をすることが難しくなっているものといえる。