8月8日、最高裁は野田聖子議員の夫が元暴力団組員であると掲載した週刊文春に対する名誉棄損による損害賠償請求を退けた。 最高裁は、夫が元暴力団員であることは「真実である」と認めた。 しかし、野田聖子議員といえば岸田内閣ではナンバー2に位置づけられており、将来は、日本初の女性総理候補であった。 そのような地位ある議員が、結婚相手の経歴や家族構成などを調べなかったことが不自然であるし、仮に調べなかったとしても、結婚相手の素行や言動などで元暴力団員又はその類か否かくらいは判断できそうなものである。 また、裁判は、有力な証拠を提出した者が勝つ可能性が高い。 しかし、大物議員の政治生命がかかっているともなれば、権力を持った者たちが結託して証拠を作りあげることも可能である。 提出された証拠がいかに信ぴょう性があるものか、本当に真実に基づいて作られたものか、いずれにしても最もそれを知っているのは、夫本人である。